ウクライナで緊張再燃-大統領が東部自治権拡大法の廃止に動く

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ウクライナのポロシェンコ大統領は 議会に対し、親ロシア派分離主義者が占拠する同国東部地域の自治権拡 大を認める法律の取り消しを求める。親ロシア派は同地域で自らの代表 選ぶ選挙を強行したことで、米国や欧州連合(EU)から批判を浴びて いる。

分離主義勢力がウクライナ軍への砲撃を続け、ロシアは同勢力が支 配するルガンスクとドネツクに兵士や軍用車両を集結させていると、ウ クライナ政府は非難しているものの、ポロシェンコ大統領はウクライナ が9月5日の停戦合意に忠実に従っていると言明。ルガンスクとドネツ クで今月2日に行われた自らの代表を選ぶ選挙の結果は無効となり、政 府が認める12月7日の選挙で再度投票が行われると説明した。

ウクライナ東部地域の自治権拡大を認める法律は、ウクライナ、ロ シア、欧州安保協力機構(OSCE)による9月の停戦合意の中心だっ た。ポロシェンコ大統領は、ウクライナとOSCEのみが停戦合意を守 っているため、同法の廃止は合意に影響しないとの見解を示した。

ポロシェンコ大統領は「ウクライナはこの問題を平和的な方法のみ によって解決したいと考えている」とし、「きょう私は、国家安全保障 防衛会議に対し、ドネツクとルガンスクの自治権拡大に関する法律の廃 止案を議会に提出するよう求める」と述べた。

原題:Ukraine Tension Flares as Poroshenko Set to Void East’s Autonomy(抜粋)

--取材協力:Terry Atlas.

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