鉄鉱石が下落-APEC前に中国で鉄鋼生産抑制、需要が後退

中国の需要が後退する中、鉄鋼原料 である鉄鉱石の価格が9月以来の安値に下落した。世界最大の鉄鉱石輸 入国である中国の一部鉄鋼会社が、北京で来週開催されるアジア太平洋 経済協力会議(APEC)首脳会議を前に生産停止を指示されたことが 要因。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は4日のリポー トで「APECを前に多くの北京の鉄鋼会社が生産停止を余儀なくされ ているため、中国の購入企業は様子見姿勢を取っており、需要は引き続 き弱い」と指摘する。

ブルームバーグ・インテリジェンスの金属・鉱業アナリスト、朱軼 氏(香港在勤)は、「河北省の鉄鋼会社はAPECを理由に生産を停止 するよう要請されており、それが需要に一時的に影響を及ぼしている」 と説明。「APECが終了すれば鉄鋼各社は生産を再開するだろう」と 述べた。

メタル・ブレティンによると、青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄 分62%)の価格は3日、前週末比1.2%安の1ドライトン当たり78.63ド ルと、9月30日以来の安値を付けた。

原題:Iron Ore Declining as APEC Curbs in China Seen Stunting Demand(抜粋)

--取材協力:Feiwen Rong.

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