【個別銘柄】証券やソニー急伸、東日本銀高い、トクヤマ急落

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

証券株:野村ホールディングス(8604)が前週末比7.7%高の727 円、大和証券グループ本社(8601)が12%高の966.7円など。日本銀行 の追加金融緩和、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による 日本株運用比率の引き上げを受け、4日の日経平均株価は4連騰し、一 時2007年10月以来、7年ぶりに1万7000円を回復した。東証1部の売買 高は昨年6月以来の50億株超えで、相場活況が今後の収益押し上げにつ ながるとみられた。東証1部33業種の上昇率で、証券・商品先物取引は トップ。また、日本取引所グループ(8697)も8.3%高の2908円。

ソニー(6758):11%高の2301円。7-9月期(第2四半期)の連 結営業損益は856億円の赤字だったが、市場予想の1505億円の赤字に対 し損失額は小さかった。クレディ・スイス証券は、発表済みのスマート フォンの減損分を除く実質営業損益は900億円の黒字で、エレキ分野の 底割れ懸念の払しょくに十分な改善を示したと指摘。16年3月期は想定 以上のベース利益改善、ゲームを軸としたサービス収益の拡大で、営業 利益3500億-4000億円達成の可能性もあるとみる。

パナソニック(6752):6%高の1383円。15年3月期の連結営業利 益計画を3100億円から前期比15%増の3500億円に上方修正した。エコソ リューションズ分野でのソーラー事業の好調を踏まえた。

マツダ(7261):4.9%高の2671円。4-9月期(上期)の連結営 業利益は前年同期比41%増の1040億円だった。新型アクセラ、好調な販 売を維持するCX-5などのスカイアクティブ技術搭載車がグローバル で好調、車種構成やコスト改善も寄与した。野村証券は投資判断「買 い」、目標株価4000円を継続。会社の下期の1ドル=100円前提は保守 的で、来期も商品力主導で高成長が続く点を評価した。

オリックス(8591):10%高の1662.5円。JPモルガン証券は投資 判断を「中立」から「オーバーウエート」に上げた。アナリスト説明会 で同社の最高経営責任者(CEO)が配当性向を最低20%にすることを 真剣に検討中と発言した点に言及、今回の日本銀行の追加金融緩和で資 産の含み益の実現可能性が高まるとの認識を示した。

TDK(6762):8.9%高の6710円。15年3月期の連結営業利益計 画を570億円から前期比72%増の630億円に上方修正した。コンデンサー など受動部品が自動車市場向けに伸長、磁気応用製品の低調を補った上 期動向を踏まえた。SMBC日興証券は上期の好調と為替前提の変更を 反映し、投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を5900 円から6800円に上げた。

村田製作所(6981):4.8%高の1万2785円。15年3月期の連結営 業利益計画を1440億円から前期比35%増の1700億円に上方修正した。ス マートフォンの成長、自動車生産台数の増加や電装化進展によるコンデ ンサー、EMI除去フィルターなど電子部品需要が好調なため。野村証 券は、投資判断「買い」を継続。コンポーネントの増収率の高さと7- 9月期の立ち上げ費用の大きさから、同社がスマホの新モデル量産に欠 かせない存在であるかを思い知らされる決算、と評価した。

セイコーエプソン(6724):7.1%高の5450円。15年3月期の連結 営業利益計画を1200億円から1320億円に上方修正した。インクジェット プリンター消耗品の拡大やPOSシステム関連製品の好調、円安効果が あった上期動向を踏まえたほか、下期も大容量インクタンクシステム搭 載プリンターの販売拡大などを見込む。JPモルガン証券は投資判断 「オーバーウエート」を継続、今のところ業績拡大ストーリーに隙が見 えないと評価した。

KDDI(9433):4.5%高の7548円。4-9月期(上期)の連結 営業利益は前年同期比11%増の3848億円だった。au累計契約数の増加 やスマートフォンの浸透率上昇でデータ通信料収入が増え、海外子会社 収益の増加も寄与した。

オリンパス(7733):5.4%高の4125円。4-9月期(上期)の連 結営業利益は前年同期比33%増の380億円と、従来計画の350億円から上 振れたもよう。対ドル、対ユーロでの為替の円安推移が寄与した。

横浜銀行(8332):3.4%高の658.8円。東京都を地盤とする東日本 銀行(8536)との経営統合の可能性について、検討していることを4日 朝に明らかにした。これに先立ち同日付の日本経済新聞朝刊は、両社 が16年春に共同持ち株会社をつくる案が有力で、統合後の総資産は16兆 円弱と地銀首位グループになると報じた。東日本銀も15%高の322円。

九州電力(9508):2.9%高の1229円。4-9月期(上期)の連結 経常損失は319億円と、前年同期の756億円から赤字が縮小した。販売電 力は減少する一方、料金値上げや燃料費調整の影響による料金単価の上 昇などで売上高は7%増えた。また、共同通信が3日夕に報じたとこ ろ、宮沢洋一経済産業相が同日に鹿児島県庁で伊藤祐一郎知事と会談、 川内原子力発電所1、2号機の再稼働に理解を求めた。

コマツ(6301):2.4%高の2672円。15年3月期の連結営業利益計 画を2430億円から前期比6%増の2550億円に上方修正した。建設機械・ 車両部門で鉱山機械の売り上げが想定を上回っているほか、北米向けの 好調などを踏まえた。

NTN(6472):3.2%高の481円。15年3月期の連結営業利益計画 を400億円から前期比27%増の420億円に上方修正した。自動車市場向け の販売好調、為替の影響も踏まえた。下期の想定為替レートは1ドル =100円、1ユーロ=130円。

トクヤマ(4043):21%安の253円。15年3月期の連結純利益計画 を95億円から750億円の赤字に大幅に下方修正した。マレーシア連結子 会社の多結晶シリコン工場の第1期プラント製造設備に関し、事業計画 の見直しに伴い減損損失などを特別損失として計上するため。1株6円 としていた年間配当も無配に変更する。

サンリオ(8136):6.7%安の3000円。15年3月期の連結営業利益 計画を220億円から193億円に下方修正した。国内物販事業の低迷に加 え、欧米市場のライセンス事業の回復も限定的とみているため。前期比 では4.7%増益が一転、8.2%減益になる。

オープンハウス(3288):16%高の2268円。三多摩エリアを中心に 戸建建売業者からの建築請け負いを手掛けるアサカワホーム(東京・立 川)の株式を取得、子会社化すると4日正午に発表。取得額合計は79 億4000万円で、取得日は15年1月15日。事業規模の拡大を見込む買いが 膨らんだ。

スタートトゥデイ(3092):3.2%高の2455円。4-9月期(上 期)の連結営業利益は前年同期比11%増の60億4300万円だった。商品取 扱高の増加を通じて増収を確保、採算面では買い取りショップ事業の割 合減少が寄与した。

セガサミーホールディングス(6460):4.9%安の1653円。15年3 月期の連結営業利益計画を350億円から前期比53%減の180億円に下方修 正した。パチスロ遊技機の試験方法運用変更に伴う仕様、販売スケジュ ールの再検証の結果、販売台数が計画を下回る見通しになった。

ゼリア新薬工業(4559):8.2%安の2051円。15年3月期の連結営 業利益計画を74億円から50億円に下方修正した。長期収載品が薬価改 定、後発品の影響を受けて苦戦し、夏場の天候不順でドリンク剤の販売 も下振れた上期動向を反映、今後の研究開発費増なども見込む。

サニックス(4651):3.5%安の498円。15年3月期の連結営業利益 計画を140億円から36億4000万円に下方修正した。電力各社の回答再開 が見通せず、九州、四国地区で下期に受注した太陽光発電設備の新規工 事案件の今期中の売り上げ計上が見込めないと判断した。前期比で は3.1倍の予想が一転、19%減益になる。

虹技(5603):14%安の206円。不適切な会計処理の可能性が生 じ、第三者委員会を設置する。10月上旬の内部監査室の調査で、一部事 業部門の製造グループ員が不適合品発生の隠ぺい、予定生産量達成のた めに棚卸資産の計上区分の改ざんを行った可能性が判明した。

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