日産自:7-9月純利益16%増、市場予想上回る-北米好調

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日産自動車の7-9月決算では、北 米販売が好調に推移し、対ドルで円安が進行する中、純利益が大幅増と なり、市場予想を上回った。

日産が4日発表した決算資料によると、7-9月の純利益は前年同 期比16%増の1249億円となった。営業利益は同22%増の1393億円だっ た。アナリスト15人の純利益予想平均は1030億円。

7-9月は地域別の営業利益で、北米事業が前年同期比ほぼ倍増し て大幅増益に寄与した。世界販売台数は、消費増税後の日本の低迷や、 小型車で競争激化の中国などで伸び悩む一方、北米などで拡大した。

今期(2015年3月期)については、売上高予想を上方修正し、前期 比3%増の10兆8000億円(従来10兆7900億円)に見直し、営業利益や純 利益の見通しを据え置いた。今期の世界販売計画は従来の565万台か ら545万台に下方修正した。中国などの販売計画を引き下げた。今期の 為替前提は対ドルで104円(従来100円)、対ユーロで138円(同140円) に見直した。

日産チーフ・コンペティティブ・オフィサーの西川廣人氏は決算会 見で、中国市場について、小型車分野での競争激化のほか、12年に起き た反日不買運動から続いている日本ブランドへの影響もまだあると指摘 し、在庫の正常化を進めていることを明らかにした。対ドルの円相場に ついては、円高が是正されているとし、「いいレンジに入ってきたと認 識している」と話した。

エアバッグ不具合リコール費用は求償へ

タカタ製エアバッグの不具合による自動車リコールの費用に関し て、日産の田川丈二常務は、できるものについては求償していく方針に 変わりないと述べた。詳細についてはコメントを控えた。

国内大手自動車メーカーでは、ホンダが10月28日に決算を発表し、 国内などで販売が伸び悩み、今期純利益予想を下方修正している。主力 モデルの相次ぐリコールで新車投入を見直し、遅れが生じていることも 要因となっていた。トヨタ自動車は今月5日に決算発表の予定。

日産自の株価は4日終値で、前営業日比3%高の1028円。年初来で は16%の上昇となっている。

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