グロース氏、デフレの「可能性高まりつつある」-富の妨げ

ビル・グロース氏はジャナス・キャ ピタル・グループに加わってから2本目の「インベストメントアウトル ック」リポートで、デフレの「可能性は高まりつつある」との見方を示 した。

同氏はリポートで、世界の中央銀行はインフレ率を高めるために 「非常によく努力してきた」が、その結果として金融資産の値上がりは 引き起こしたものの実体経済の中で物価は上がっていないと分析した。

「実体経済は確かに、紙幣が印刷されることを必要としているが、 紙幣が支出に回される方がもっと必要だ。これは財政、つまり政府の側 から出てこなければならないが、政府については赤字が忌み嫌われ財政 均衡がもてはやされる風潮が強まっている」と同氏は記述。デフレの可 能性が富の創造の妨げになるだろうと書いている。

同氏は21世紀の経済は投資と革新という堅固な基盤に代わり金融と いう砂の上に建てられた楼閣だと指摘し、「金融に頼る現在の世界経済 は紙幣の印刷なしに存続できない」と書いている。

原題:Gross Says Deflation a ‘Growing Possibility’ Hurting Wealth (1)(抜粋)

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