伊パスキ銀、資本調達は新株発行などで-証券の株式化検討せず

イタリアの銀行モンテ・デイ・パス キ・ディ・シエナは、欧州中央銀行(ECB)のストレステスト(健全 性審査)で指摘された21億ユーロ(約2980億円)の資本不足を埋めるた め資本調達を計画している。同行は審査で不合格となった25行の一つ。

モンテ・パスキの2日の発表資料によれば、2009年以降に2度の救 済を受けている同行はさらなる公的支援を求めることや政府が保有する 同行証券の株式化は検討していない。新株発行に加え、資本バッファー を厚くするため金融資産を売却する可能性もあるという。当局への提出 期限が10日の資本調達計画をめぐり、同行は5日に取締役会を開く。

新株の引き受け先としては、モンテ・パスキ株を3.7%保有するフ ランスの保険会社アクサが2日遅くの電子メールで、「最終的な条件と 環境によるが、現在の持ち株率に比例して」応じると発表した。

ECBの審査に備えて今年に入り50億ユーロの増資を実施し、公的 資金も一部返済したモンテ・パスキは、ストレステストに不合格となっ た後あらゆる戦略的な選択肢を探るため、スイスのUBSと米銀シティ グループを助言役として起用した。

原題:Paschi Plans Capital Increase to Plug Gap Seen in ECB Tests (2)(抜粋)

--取材協力:Gaurav Panchal、Fabio Benedetti-Valentini、Chiara Remondini.

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