ECB新時代が4日開幕、お祝いはなし-不良債権が喫緊の課題

欧州中央銀行(ECB)は4日か ら、域内銀行の監督責任を担う。ユーロ誕生と同中銀発足以来の大きな 権限拡大となるが、お祝いをしている暇はなさそうだ。

ECBの単一監督メカニズム(SSM)は同日から、120の銀行の 監督当局となる。この監督機関のスタッフはストレステストで不足額が 露呈した銀行資本の調達を監視するほか、資産の質査定で明らかになっ た9000億ユーロ(約128兆円)近い不良債権の処理にも関わらなければ ならない。

SSMはダニエル・ヌイ議長の下で直ちに、域内18カ国の銀行監督 制度を全域で一貫した制度へと融合させる作業を開始する。同時に、域 内銀行に対して危機への備えを強化するよう促す。

ブリュッセルの調査団体、ブリューゲルのディレクター、グントラ ム・ウォルフ氏は「第1日から大量の仕事がある」として、不良債権へ の対処や銀行システム再編の必要性を指摘した。

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