米株式市場は恐怖の10月を回避、石油業界では不気味さ増す

株式市場の恐ろしい展開は10月に起 こることが多いのは事実だが、今月の相場はキャンプファイアで今後何 年も語り継がれるほど怖いものではなかった。

確かに10月半ばまでは、S&P500種株価指数は過去最高値から一 時7.4%下落していた。しかしその後、株式市場は持ち直し、月末まで には「休職中」の投資銀行家よりも派手に盛り上がった。

一方、石油産業は株式市場とは違い、原油価格が12%下落するな ど、テキサス州の石油会社やペンシルベニア州のシェールガス開発業者 の背筋が寒くなるストーリー展開となった。これは米ドルが主な要因 で、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は4カ月連続で上昇し、2010 年以来の高値に達した。

今年の10月は米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を終了 し、そのバトンを日銀が受け取り、マネタリーベースを年80兆円に拡大 した月として語り継がれるだろう。円は31日、主要通貨に対して下落 し、今月は16通貨中14通貨に対して値下がりした。

S&P500種は予想を上回る企業業績や米経済成長を受けて、9 月18日の最高値からの下落分を今月30日までにほぼ穴埋めしていたが、 日銀の追加緩和が同指数の終値ベースでの最高値更新の決定打となった 格好だ。

原題:October Horror Show Averted in Stocks as Oil Patch Gets Spooky(抜粋)

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