トモダチ作戦で被ばく、米国での東電訴訟を連邦地裁が認める

2011年に起きた東日本大震災の救援 活動に従事した米海軍の兵士らが、東京電力の福島第一原子力発電所の 事故で被ばくしたとして損害賠償などを求めている問題で、米カリフォ ルニア州の連邦地裁は同州での訴訟を認める判断を下した。

東電は司法権の問題を理由に米国での集団訴訟ではなく日本での審 理を求めていたが、サンディエゴ連邦地裁のジャニス・L・サマルティ ーノ判事はこれを退けた。

同判事は28日の判断について、「日本での審理は適切な選択肢では あるが、公民双方の利益のバランスを勘案したところ、米国の裁判所で 進行する方が都合が良いであろう」と文書で説明した。

2月に提出された修正後の訴状によると、兵士らとその家族は原発 の設計と運営において東京電力に過失があったと主張。未特定額の損害 賠償のほかに、健康管理と医療費に充てるために10億ドル(1090億円) を超える基金の設定を求めている。

東電側は同社だけでなく米軍にも責任があったと主張している。同 社の広報担当者は訴訟についてコメントを控えた。

東京検察審査会は今年、東電の勝俣恒久元会長ら3人を業務過失致 死傷の疑いで「起訴相当」とする判断を下した。東京地検は来年の2月 2日までに刑事責任の有無を判断すると、今月明らかにした。

原題:Judge Lets Sailors Sue Tepco in U.S. Over Radiation Exposure (1)(抜粋)

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