アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は4営業日ぶりに反落。国際通貨基金(IMF)が世 界経済の成長率予想を引き下げたことが響いた。カジノ株とエネルギー 銘柄が安い。

カジノ運営のサンズ・チャイナ(金沙中国、1928 HK)は2.5%安。 ウェルズ・ファーゴがマカオのカジノ収入見通しを引き下げた。海洋エ ネルギー開発で中国最大手の中国海洋石油(CNOOC、883 HK) は1.3%安。原油先物相場が1年5カ月ぶり安値を付けた。

通信会社のHKTトラスト・アンド・HKT(香港電訊信託与香港 電訊、6823 HK)は5.1%安。FWDライフ・インシュアランスが持ち株 を前日終値を下回る水準で売却した。

ハンセン指数は前日比0.7%安の23263.33で終了。ハンセン中国企 業株(H株)指数は0.7%安の10395.43。

京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は 「IMFが世界成長率予想を下方修正したことが市場のセンチメントを 損なっている」と指摘。「今年の中国の経済成長が低調だとしても、来 年については依然楽観的だ。改革を進める中国の成長鈍化は必然だ」と 述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。上海総合指数が約1年7カ月ぶり高値となっ た。当局が世界的金融危機以来初めて不動産規制を緩和したことを受け て、不動産株が高い。

万科企業(000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)の不動産開 発2社が上昇。2.8%以上値上がりした。中国人民銀行(中央銀行)は 先週、低めのローン金利や負担の小さい頭金要件を適用される適格者の 基準を緩和すると発表した。漢方薬メーカーの雲南白薬集団(000538 CH)は10%の値幅制限いっぱい上げ、医薬品株の上昇をけん引した。

上海総合指数は前営業日比0.8%高の2382.79で終了。不動産株の指 数が1.7%上昇した。CSI300指数は1.1%高。1-7日の中国株式市 場は国慶節(建国記念日)の連休のため休場だった。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は「当局の政策は全 面的な緩和であり、業界全体にとって極めてポジティブだ」として、 「不動産市場は10-12月(第4四半期)に上向く」と予想。株式相場に ついては、「7-9月(第3四半期)の上げが極めて大きかったことか ら、当面は現在の水準で値固めする可能性がある」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は総じて高い。国際通貨基金(IMF)が同国の成 長率見通しを上方修正し、工業株や公益事業銘柄など景気動向に敏感な 銘柄が買われた。

エンジニアリング大手のラーセン・アンド・トゥブロとバーラト重 電機はいずれも3週間ぶり大幅高となった。原油安を手掛かりに、イン ド石油が国有製油会社の上げを主導。国内最大の電力会社NTPCは続 伸した。一方、インフォシスがここ4カ月で最もきつい値下がりするな ど、ソフトウエア銘柄は売られた。同銘柄の投資判断をシティグループ が引き下げたことが嫌気された。

ムンバイ市場のS&Pセンセックス指数は前日比0.1%安 の26246.79で終了。方向感のない展開で、騰落比率は約3対2となっ た。

IMFは7日、インドの2014年成長率見通しを5.6%と、これまで の5.4%から上方修正。来年については6.4%と予想した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比42.93ポイント(0.8%)安 の5241.27。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比7.66ポイント(0.4%)安の1965.25。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比85.63ポイント(1%)安の8955.18。

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