今年のノーベル平和賞では、日本国 憲法に基づく平和主義の堅持に向けた取り組みや、貧困問題に熱心に取 り組んできたフランシスコ・ローマ法王などが受賞者予想の有力候補に 挙がっている。

ブックメーカーや調査機関によれば、レイプ被害者の治療のための 病院を設立したコンゴの婦人科医デニス・ムクウェジ氏(56)や、米政 府の監視プログラムを暴露した米中央情報局(CIA)元職員エドワー ド・スノーデン容疑者(31)、武装勢力タリバンに立ち向かったパキス タン少女のマララ・ユスフザイさん(17)、ノバヤ・ガゼタなどのロシ アのメディアも予測リストに含まれている。ノルウェー・ノーベル賞委 員会は今月10日に受賞者を発表する。

毎年受賞予測を発表しているオスロ国際平和研究所(PRIO)は 3日に候補者リストを更新し、「憲法9条を保持してきた日本国民」を トップ候補に挙げた。

PRIOは「冷戦終結後、国家間の戦争は事実上なくなったと考え られるようになったかもしれない。だがウクライナでの出来事や東アジ アでの一触即発の緊張状態を見ると、戦争は再び起こり得るということ を再認識させられる」と指摘。「平和賞の原則に回帰するのは時宜にか なっている」と説明した。

ブックメーカーのウィリアム・ヒルとパディ・パワーでの賭け率 は、フランシスコ法王(77)の受賞を示唆している。2013年3月の法王 選挙会(コンクラーベ)で選出されて以降、法王は地球規模での格差是 正を訴えている。

原題:Japanese Peace Group, Pope Francis Among Picks for Nobel (1)(抜粋)

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