米国株:続落、小型株やエネルギーに売り-消費者信頼感悪化

米株式相場は小幅続落。消費者信頼 感指数が予想外に低下したのを背景に、小型株とエネルギー株が売られ た。S&P500種株価指数は四半期ベースでは7四半期連続で上昇し た。

原油先物相場が急落する中、S&P500種のエネルギー株指数 は1.2%下げた。フォード・モーターは2.1%下落。同社は29日、今年の 税引き前利益が目標には届かないとの見通しを発表した。一方、電子商 取引サイト運営最大手のeベイは7.5%高。オンライン決済サービス部 門ペイパルをスピンオフ(分離・独立)する計画を発表した。オンライ ン不動産会社ムーブは37%高。メディア企業ニューズ・コープが同社の 買収で合意した。

S&P500種株価指数は前日比0.3%下げて1972.29で終了。ダウ工 業株30種平均は28.32ドル(0.2%)安い17042.90ドルで終えた。

エドワード・ジョーンズのカナダ市場ストラテジスト、クレイグ・ フェール氏は「投資家はニュース全てを消化しようとしている。月末お よび四半期末でもあることから、短期的な持ち高調整が見られる」と述 べた。

9月の米消費者信頼感指数は予想外に低下し、4カ月ぶりの低水準 となった。労働市場に対する見方が悪化した。米民間調査機関のコンフ ァレンス・ボードが発表した9月の消費者信頼感指数は86と、前月 の93.4(速報値92.4)から低下した。

住宅価格指数

全米20都市を対象にした7月のスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で6.7%上昇 と、2012年11月以来で最低の伸び。

今週は雇用統計に加え、製造業およびサービス業の活動指数の発表 が予定されている。第3四半期の決算発表が10月8日のアルコアを皮切 りに始まる。

ゴールドマン・サックス・グループの米株チーフストラテジスト、 デービッド・コスティン氏は「今後1年は株価収益率(PER)の上昇 ではなく、収益が拡大するとの見方の重要性が増すだろう」と指摘。 「景気拡大観測が売上高を左右する」と述べた。

同氏はS&P500種の年末予想を2050で維持した。今後1年で は8.5%上昇し、2150に達するとの見通しを示した。

ロシアの資本統制

ロシア中央銀行は同国からの資金流出が加速するようなら一時的に 資本統制を導入することを検討していると、中銀での議論を直接に知る 当局者2人が明らかにした。株価先物はこれを受けて下落。同中銀が報 道に対して、国境を越えた資本の流れに制限を設ける考えはないとの声 明をウェブサイトに掲載した後、株価は戻した。

ボストン・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、ジェーム ズ・ゴール氏は「決算発表シーズンが迫っており、売り買いともに材料 は多くない。小休止にすぎず、上下いずれにせよ次の材料を待っている 状態だ」と語った。

S&P500種は四半期では0.6%上昇。7四半期連続での上げとな り、1998年6月以降で最長。年初から4日連続の下げはなく、10%以上 の調整は3年間経験していない。大型ハイテク株で構成するナスダッ ク100指数は四半期ベースで5.2%上昇した。

一方、小型株の成績は良くない。投機的な銘柄が売られており、ラ ッセル2000指数は四半期ベースで7.7%安。3月に付けた最高値から は8.9%下げている。

原題:S&P 500 Trims Quarterly Gain as Small-Caps Slip on Economic Data(抜粋)

--取材協力:Eric Lam、Joseph Ciolli.

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