パウエル理事:財務省との緊密な協調、FRBの独立性脅かす

米連邦準備制度理事会(FRB)の パウエル理事は、債務管理において金融当局と米財務省との協調を高め るのは金融政策の独立性を脅かすと警告した。

理事は30日、ワシントンで開かれたブルッキングス研究所主催のパ ネル討論会で、「今の制度は十分に公的に貢献していると信じる。 FRBの金融政策の独立性は社会にとって極めて有益だ」と指摘。「た とえ危機の際であっても、債務管理と金融政策の間で緊密な協調があれ ばFRBの独立性が問われる恐れが出てくる」と述べた。

パウエル理事の発言は、サマーズ元財務長官を含むハーバード大学 教授らによる論文に対する反論。論文は「債務管理政策の決定における 財務省と金融当局の協調強化を促進するため」、制度の見直しを提唱し ている。

サマーズ氏のほか、ロビン・グリーンウッド、サミュエル・G・ハ ンソン、ジョシュア・ルドルフ各氏はこの論文で、「ゼロ金利の制約に より伝統的な金融政策が抑制され、債務管理が総需要を支える数少ない 政策手段の一つとなっている状況で、これは特に重要だ」と記してい る。

原題:Fed’s Powell Says Fed-Treasury Cooperation Fraught With Risk(抜粋)

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