スペイン債上昇、住民投票差し止めで-域内インフレ率も注目

30日の欧州債市場ではスペインとイ タリアの国債が上昇。9月のユーロ圏インフレ率が低下したことを受 け、国債需要が高まった。

スペイン10年債利回りは4営業日ぶりに低下。カタルーニャ自治州 政府が決めた分離独立の是非を問う住民投票について、同国の憲法裁判 所が仮差し止め命令を出したことが背景にある。ドイツ国債はほぼ変わ らず。ギリシャ10年債利回りは4カ月ぶり高水準に達した。当局者と国 際債権者らはこの日、公的債務の返済条件について協議した。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏は「インフレが相場を左右する要因となるだろう」と発 言。また、「カタルーニャ州の住民投票実施が容易ではなくなったこと に関連して、スペインとイタリアの国債で利回りスプレッドの縮小がみ られる」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、スペイン10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.15%。前日までの 3営業日で7bp上げていた。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償 還)価格はこの日、0.63上げ105.345。

イタリア10年債利回りは5bp下げて2.35%。同年限のギリシャ国 債利回りは6.66%となった。

この日発表された9月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年 同月比0.3%上昇。このインフレ率はブルームバーグがまとめたエコノ ミストの予想中央値と一致したものの、8月の0.4%を下回った。これ で欧州中央銀行(ECB)に緩和策拡大を迫る圧力が強まった。ECB は定例政策委員会を10月2日に開催する。

原題:Spanish Bonds Rise After Euro-Area CPI as Catalan Vote Blocked(抜粋)

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