為替指標レートの「時間窓」、5分に拡大を-金融安定理事会

主要国・地域の中央銀行や監督当局 で構成する金融安定理事会(FSB)は、為替相場の指標レートを算出 するためのウィンドウ(時間窓)を5分間に拡大することに支持を表明 した。1日で5兆3000億ドル(約582兆円)の資金が動く外国為替市場 でトレーダーらが共謀して指標を操作した疑惑に対応し、FSBは抜本 改革を進めている。

FSBの提案は為替指標として最も一般的に用いられるWM/ロイ ターのレートについて、ロンドン時間午後4時の値決めを含め現在1分 間のウィンドウを拡大するなど、その設定方法に変更を加えるもの。

5分間への拡大は、意見公募で寄せられた提案の中間的な内容と一 致するという。FSBは30日付の報告書で、この拡大は「操作を促す誘 因を弱めると同時に、再現可能な市場価格に設定することで指標として の適切性を確保できるバランスの取れたものだ」と説明した。

資金運用担当者や年金基金が用いる指標レートをトレーダーが他社 のトレーダーと共謀して操作していた疑惑について、世界で十数の監督 当局が調査を進めている。これまでに業界全体で25人を上回るトレーダ ーが解雇あるいは停職処分となっている。

原題:FSB Backs 5-Minute Currency Benchmark Window in FX Revamp (2)(抜粋)

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