香港、上海重複銘柄、価格差消滅-香港で民主化デモ拡大

香港の民主化デモ拡大に伴う政情不 安を背景に、香港と上海の両市場に重複上場する中国企業の株式評価額 の差がなくなりつつある。

ハンセン指数は30日、3カ月ぶりの安値に下落。7月には12%に達 していた重複上場銘柄の価格差が消え去った。7-9月期のここまでの 騰落率はハンセン指数がマイナス1.1%に対して、上海総合指数はプラ ス15%上昇。両市場でこれほど明暗が分かれたのは2009年以来だ。

香港中心部で起きた民主化を求めるデモ隊と警察当局の衝突が香港 株の圧迫要因となる一方、中国政府は刺激策を講じるとの観測が上海株 を押し上げている。こうした乖離(かいり)は、香港・上海両証券取引 所の相互注文取り次ぎ開始を来月に控え、本土株人気の高まりを示唆し ている。

交銀国際のストラテジスト、洪灝氏(香港在勤)は29日のリポート で、「香港の情勢がはっきりしない中、香港・上海の相互取り次ぎ開始 後に、海外投資家が上海株のロングポジションに対するヘッジとして香 港株を空売りする可能性が考えられる」と指摘した。

二重上場銘柄の香港と本土における株価の乖離を示すハンセン中国 AHプレミアム指数は100.12に上昇。4月に両市場の相互乗り入れが公 表されてからでは最も高い水準となった。同指数で100は、香港のH株 が本土のA株と同じ水準であることを意味する。

原題:Hong Kong Stocks Losing Premium Over Shanghai Market on Protests(抜粋)

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