低迷する欧州市場、今週開幕のパリ自動車ショーに暗い影

今週開幕するパリ国際自動車ショー では、自動運転車やスマートフォン(多機能携帯電話)連携機能などの 新技術が話題になる見通しだ。自動車メーカー各社は購入者の開拓とい う一段と難しさを増す問題に注力している。

欧州の2013年の新車販売台数は6年連続で減少して20年ぶり低水準 に落ち込み、始まったばかりの回復はすでに勢いを失っている。メーカ ー各社はパリ自動車ショーで新技術に加え、さらにパワーアップした超 高級車ベントレーミュルザンヌやボルボのスポーツ型多目的車 (SUV)「XC90」の新モデルのような話題の提供が求められてい る。ただ、欧州経済が低迷するなか、各社の努力は報われない可能性が ある。

ドイツのベルギッシュ・グラートバッハ応用科学大学自動車研究セ ンターのディレクター、シュテファン・ブラッツェル氏は「欧州全体の 見通しは暗くなりつつある」と指摘。成長鈍化と7-12月(下期)に再 びマイナス成長に転じるとの見通しから「今年通年の欧州自動車需要が プラスとなるか疑問に感じている」と述べた。

欧州市場では8月の新車販売台数が1.8%増と、年初来で最も小幅 な伸びだった。調査会社IHSオートモーティブは、10-12月(第4四 半期)は0.3%減を見込んでいる。

原題:Europe’s Struggling Auto Recovery Overshadows Car Glam in Paris(抜粋)

--取材協力:Dorothee Tschampa、Christoph Rauwald、Tommaso Ebhardt、Mathieu Rosemain.

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