グロース氏運用のETF、流出ペースが鈍化-490億円流出後

パシフィック・インベストメント・ マネジメント(PIMCO)の共同創業者、ビル・グロース氏が運用し ていた上場投資信託(ETF)では、29日に資金流出ペースが鈍化し た。グロース氏が退社した26日は過去最大規模の資金が流出した。

PIMCOのウェブサイトに掲載されている発行済み株式のデータ によれば、投資家は29日にPIMCOトータル・リターンETFか ら9800万ドル(約107億円)を引き揚げた。26日には4億4650万ドルが 流出した。

30億ドル規模の同ETFは同社の旗艦ファンドであるPIMCOト ータル・リターン・ファンド(運用資産2220億ドル)の投資戦略を踏襲 した上場投信。2012年3月の設定以来、グロース氏が運用してきたが、 同氏は先週ジャナス・キャピタル・グループに移籍した。

PIMCOのダグラス・ホッジ最高経営責任者(CEO)は29日、 同社が顧客の解約に対して備えがあると述べた。ケプラー・シュブルー のアナリスト、アタナシオ・パンタロタス氏はトータル・リターン・フ ァンドから資産の約3分の2に相当する1500億ドルが流出する可能性が あると、リポートで指摘している。

一方、競合するダブルライン・キャピタルやバンク・オブ・ニュー ヨーク・メロンのスタンディッシュ部門などは、既に資金が流入し始め ているとしている。

原題:Pimco ETF Outflows Slow After Record $446.5 Million Withdrawal(抜粋)

--取材協力:Sarah Mulholland、Mary Childs.

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