7-9月のIPO市場はアリババなくても2010年以来で最高

今年7-9月(第3四半期)の新規 株式公開(IPO)は、中国最大の電子商取引会社アリババ・グルー プ・ホールディング1社が話題を独占した。同社が今月実施したIPO は過去最大の250億ドル(約2兆7300億円)規模となった。

7-9月のIPO総額はアリババを除いても4年ぶりの高水準に達 した。ブルームバーグのデータによると、ドイツのオンライン通販会社 ザランドや世界最大の豚肉加工会社である香港のWHグループ(万洲国 際)などが29日までに418億ドルを集めた。アリババを除いた米国の IPOも第3四半期としては約10年ぶりの活況となった。

株価の最高値更新が株式公開を促し、投資家も新株投資で高いリタ ーンを得ている。世界全体で見ると、今年上場した銘柄のパフォーマン ス(中央値)は株式市場全般の3倍近くに達する。株価下落などで IPOの動きが鈍る恐れはあるが、足元のIPO市場はアリババなどの 成功が追い風となっている。

JPモルガン・チェースの株式資本市場のグローバル責任者、リ ズ・マイヤーズ氏(ニューヨーク在勤)は「アリババはIPO市場をさ らに活気づけた。新規案件のセンチメント改善に貢献したのは間違いな い」と指摘した。

ブルームバーグのデータによると、アリババを含めた世界のIPO 総額は7-9月期に668億ドルと、第3四半期としては過去最高となっ た。このうち米国が401億ドル、欧州が86億ドル、アジアは143億ドル。 1-9月の世界のIPO総額は1827億ドル。

原題:IPO Markets Don’t Need Alibaba for Best Third Quarter Since 2010(抜粋)

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