スペイン債下落、カタルーニャめぐる緊張で-伊国債も下げる

29日の欧州債市場では、スペイン国 債が下落。同国で最も経済規模が大きいカタルーニャ自治州がスペイン からの独立を問う住民投票を実施できるかをめぐり、同州のマス首相と 同国のラホイ首相が対立している。

スペイン10年債は3営業日続落。経済規模が1930億ユーロのカタル ーニャ州が独立すれば、同国の債務返済能力は落ちると懸念される。1 日の国債発行規模としては6月以来最大となったイタリアの国債も値下 がり。週末までにスペインとドイツ、フランスも入札を控えている。

DZバンク(フランクフルト)のユーロ圏市場ストラテジー責任 者、ダニエル・レンツ氏は「スペインで政治的な対立が激化しているよ うだ」と指摘。「この不透明感は良い材料ではなく、スペインや他の周 辺国に悪影響を与えている。今週は入札が多く、これも影響するかもし れない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時24分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.22%。同国債 (表面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.245下げ104.71。

カタルーニャのマス首相は27日、11月9日の住民投票を公示。これ に対し、ラホイ首相はこの日、憲法違反の投票はできないと述べた。

イタリア10年債利回りは2bp上昇し2.41%。同国はこの日、5年 債と10年債合わせて55億ユーロ相当のほか、変動利付債も発行した。

ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの0.96%。

原題:Spanish Bonds Drop Amid Catalan Tension as Italian Debt Slides(抜粋)

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