東京レポレートが6カ月ぶりマイナス、需給逼迫で-期末ごとに発生も

債券と現金を一定期間交換する債券 貸借(レポ)取引の金利がマイナスとなった。日本銀行による金融緩和 策で短期国債の需給が逼迫(ひっぱく)しており、市場関係者は、金利 を払ってでも国債を確保するという需要から、期末にかけてマイナス金 利という事態が今後も繰り返される可能があるとみている。

日本証券業協会によると、マイナス金利が起きたのはトムネクスト 物と呼ばれる、9月30日に始まり10月1日に終わる中間期末越えの取 引。その東京レポレートはマイナス0.001%と、3月28日以来のマイナ ス金利になった。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、レポ市場について、「期末に余 資を消化しようとする動きが非常に強く、一時的に需給バランスが崩れ ている。また、為替スワップで外貨を円に転じてレポで運用する海外勢 の動きも影響している」と指摘した。

寺田氏によれば、短期国債市場での日銀の存在感が非常に大きくな っている。実際、日銀の6月末の短国買い入れ残高は34兆円と前年比

64.3%増加。9月20日現在の短国保有額は51兆円超だった。「流通する 短国がどんどん減っていく中で、市場参加者の買いが強まるとマイナス 金利に突っ込んでしまう形で、今後も期末ごとに起こり得る」と言う。

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