対ロ制裁は北極海での油田開発の妨げにならず-露ロスネフチ

ロシア石油業界の最有力者である国 営石油会社ロスネフチのイゴール・セチン最高経営責任者(CEO) は、米国による対ロ制裁の影響で北極海で見つかった油田の開発が妨げ られることはないとの見通しを示した。

長年にわたるプーチン露大統領の支持者でもあるセチン氏は先週、 飛行機や船舶、ヘリコプターを乗り継ぎ2日間かけて北極海のカラ海地 域にある油井を訪問。その後、10億バレル相当の油層を発見したと発表 した。

セチン氏は「ビクトリー」と名付けた油層発見の発表の準備中に極 地調査船上でインタビューに応じ「何があっても作業を続ける方針だ。 来シーズンの作業を計画している。まだ最初の油井を掘削したばかり だ。さらに30カ所余りある」と語った。

ただ、セチン氏は問題を抱えている。ロシアで最も多額の費用をか けた最初の油井の掘削は、同社の共同出資企業で米最大の石油会社、エ クソンモービルの資金と専門技術に頼っていた。ウクライナでのロシア の行動をめぐって米国が対ロ制裁を科しているため、エクソンはこの油 井を安全に封鎖した後、作業を停止しなければならない。

エクソンは、油井の評価に関してロスネフチよりもかなり慎重な姿 勢を示しており、発見の規模についての推計の発表を控えている。エク ソンのこの姿勢にも対ロ制裁が影響している可能性がある。

原題:Russia Oil Chief Says Sanctions No Bar to Developing Arctic Find(抜粋)

--取材協力:Mark Chediak.

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