エボラ出血熱を懸念、ヘッジファンドのカカオ豆買い越し増加

ヘッジファンドがカカオ豆相場上昇 を見込む買い越しを増やした後に、価格は2011年以来の高値に上昇し た。エボラ出血熱の感染拡大の影響により西アフリカからのカカオ豆供 給に支障が生じるとの見方が広がったことが背景にある。西アフリカは 世界のカカオ豆供給の約70%を占める。

資産運用会社によるカカオ豆の買い越しはここ16週間で最大の増加 を示した。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、カカ オ豆の先物とオプションの買越残高は23日終了週に6.4%増加し6 万5761枚。各国政府や国際機関がエボラ出血熱感染の拡大抑制を目指す 中、感染がリベリアやギニアなどの国々から隣接するコートジボワール に拡大するとの懸念が高まっている。

カカオ豆相場は月間ベースで6カ月連続の上昇となる可能性が高 く、そうなれば過去12年で最長。国際ココア機関(ICCO)の推計に よると、アジアのチョコレート消費拡大を背景に、世界の需要に対する 在庫率は10年以来の低水準となっている。

米ゴールドマン・サックス・グループのアナリスト、ダミアン・ク ールベイリン氏は24日、ニューヨークのブルームバーグ本社でのインタ ビューで「好天だったため今年は供給が過剰となっているが、需要も増 加しており、長期的に不足する可能性が出てきている」と指摘。「最近 の価格上昇の大半はエボラ出血熱のリスクが主因となっている」と述べ た。

原題:Hedge Funds Raise Bullish Cocoa Bets on Ebola Risk: Commodities(抜粋)

--取材協力:Marvin G. Perez.

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