中国中銀に伝統的手段求める圧力-景気減速に歯止めかからず

中国経済の減速が年内に止まる兆し がほとんど見られず、中国人民銀行(中央銀行)は2年余り使っていな い景気刺激手段を引っ張り出すよう求める圧力にさらされている。

市場実勢に基づく金利の採用に向けて政策の枠組みをシフトしてい る人民銀は、製造業や融資のデータで今月確認されたように景気の弱さ に直面している。対象を絞った流動性注入ではまだ景気減速に歯止めが かかっておらず、預金準備率や貸出金利の引き下げが予備的措置として 浮上している。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中華圏担当チ ーフエコノミスト、劉利剛氏(香港在勤)は「伝統的手段を利用する方 が容易だ」と指摘。金融システムが市場金利を使って借り入れコストを 設定するやり方に慣れれば「欧米流の中銀による金利誘導にシフトでき る可能性がある」と付け加えた。劉氏は以前に世界銀行と香港金融管理 局に勤めた経歴を持つ。

李克強首相は今年の成長率目標を約7.5%に設定。成長は鈍いまま で、李首相は10月に開かれる共産党中央委員会第4総会(4中総会)で 信頼性を試されることになる。4中総会が人民銀の首脳を指名する可能 性があるとの臆測も高まっている。

原題:Dusting Off Old PBOC Toolkit Is China’s Dilemma as Growth Slows(抜粋)

--取材協力:Cynthia Li.

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