香港株:3週間ぶり大幅安、通貨も下落-民主派と警官隊衝突

香港株式市場ではハンセン指数が約 3週間ぶりの大幅安となった。株価のボラティリティ(変動性)が拡大 し、香港ドルも値を下げた。民主派による抗議行動に対し、警察が香港 の中国返還後で最も大規模となるデモ鎮圧に踏み切ったことが嫌気され た。

ハンセン指数は前週末比1.9%安の23229.21で終了。9月10日以来 の大きな下げとなった。小売りやデベロッパー関連株が値を下げた。ハ ンセン中国企業株(H株)指数は1.4%安。香港ドルは米ドルに対し6 カ月ぶりの安値を付け、1年物金利スワップレートは1年3カ月ぶりの 大幅上昇となった。

民主派を支持する数千人の抗議行動で商業地区中心部の道路が通れ なくなり、香港の一部がまひ状態となった。週末の衝突では警官隊が催 涙ガスや唐辛子スプレーを使用。こうした衝突で小売売上高の落ち込み や米金利上昇をめぐる懸念に拍車がかかった。ハンセン指数は今年の最 高値を付けた3日から先週までで6.5%下げている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア市場チーフストラ テジスト、タイ・ホイ氏は、「センチメントの面で見ると、市場はかな り慎重な姿勢を維持する可能性が高い。香港にとっては非常に異例の状 況だ。短期的には市場にとってショックとなろうが、ファンダメンタル ズ(基礎的諸条件)やバリュエーション(株価評価)などを考慮するこ とが、より重要だ」と語った。

HSBCホールディングス(5 HK)は1.8%安と、ハンセン指数の 下げに最も響いた。宝石販売の六福集団(国際、590 HK)は4.8%安。 香港取引所(388 HK)は3.2%下げた。

原題:Hong Kong Stocks Retreat With Currency Amid Democracy Protests(抜粋)

--取材協力:Alfred Liu、David Tweed、Bei Hu、Kyoungwha Kim.

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