ソフバンク、ドリームワークスアニメーション買収交渉-関係者

ソフトバンクは米映画制作会社ドリ ームワークス・アニメーションSKGの買収交渉を行っている。事情に 詳しい関係者が明らかにした。

米ハリウッド・リポーターが27日伝えたところによると、ソフトバ ンクは1株32ドル、総額34億ドル(約3700億円)での買収を提案した。 同誌によれば、ドリームワークス・アニメーションの取締役会は先週、 買収提案を検討するために緊急会合を開いた。ソフトバンクに近い関係 者は匿名で、両社が協議したことは認めつつも、買収が実現する可能性 は低いとの見方を示した。この関係者によれば、ソフトバンクの上層部 が買収について正式に協議したことはない。

ソフトバンクは昨年7月に米携帯電話3位のスプリントを買収、通 信事業者としての足場を米国に築いた。その後もフィンランドのゲーム 会社スーパーセルを買収するなど、コンテンツ領域にも買収の触手を伸 ばしてきた。また、先に関連会社の中国電子商取引会社、アリババ・グ ループ・ホールディングが米市場に上場したことに伴いソフトバンクは 約5000億円の持分変動利益を計上すると発表している。

岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは電話取材に、「ソフトバン クは長期的に世界一のインターネット企業を目指している」とした上 で、「通信インフラ上でのコンテンツの提供はスプリントの収益につな がる」との見方を示した。またコンテンツはグローバルに展開できると 話した。

コンテンツの活用

キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、根間尚志氏(香港 在勤)は「モバイルインターネット事業におけるコンテンツの拡大とい う意味で言えば、その戦略に沿ったものに見える」としながらも、具体 的にどう活用するかははっきりしないと述べた。

ソフトバンクの広報担当、倉野充裕氏は電話取材に「うわさや憶測 にはコメントしない」と語った。

ソフトバンク株は小動きで、前週末比1.2%安の7807円で取引を終 えた。

ジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者(CEO)はスティ ーブン・スピルバーグ氏らとともにドリームワークスSKGを設 立。2004年にアニメ部門をドリームワークス・アニメーションSKGと して分離し、株式を公開した。

ドリームワークス・アニメーション株の26日の終値は0.6%高 の22.36ドル。「ターボ」「ミスター・ピーボディー・アンド・シャー マン」などの作品の興行成績が振るわず、同株は年初来37%下げてい る。

原題:DreamWorks Animation Studio Said Weighing Sale to SoftBank (3)(抜粋)

--取材協力:黄恂恂、Yuji Nakamura.

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