グロース氏退社、PIMCOが選好する金融商品に打撃

ビル・グロース氏のパシフィック・ インベストメント・マネジメント(PIMCO)退社を受け、クレジッ ト・デリバティブからメキシコ・ペソに至るまでさまざまな金融商品に 大きな売りが出ている。トレーダーらは、世界最大の債券ファンドを運 用していた同氏の突然の退社で余波が広がる可能性を懸念している。

信用リスクを測るデリバティブの指数は約2カ月で最大の上げ。 PIMCOは、社債への投資の際にこの指数を活用することが多い。米 国債は下落。グロース氏の退社でPIMCOが方針を転換し、米国債投 資をやめるとの観測が広がった。メキシコ・ペソは2月以来の安値に下 落。イタリアとスペインの国債利回りは上昇した。PIMCOは両国債 のポジションをオーバーウエートにしている。

キャナコード・ジェニュイティの債券リサーチ担当責任者、マー ク・ピブル氏(ニューヨーク在勤)は「大規模な解約や強制的な清算に 見舞われるとの懸念がある」と指摘。「存在が大きいと市場に入るの も、市場から出るのもたやすくはない」と続けた。

ブルームバーグのデータによれば、ニューヨーク時間午前10時41分 現在、マークイットCDX北米投資適格指数は3.5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の65.2bp。上昇幅は8月1日以降で最 大。米10年債利回りは3bp上げて2.53%。イタリア10年債の利回りは 3bp上昇の2.39%。スペイン10年債利回りは4bp上げて2.19%。メ キシコ・ペソは0.7%安の1ドル=13.4759ペソとなっている。

原題:Pimco Favorites From Swaps to Peso Take Hit on Gross Resignation(抜粋)

--取材協力:Nabila Ahmed.

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