PIMCOのグロース氏、ジャナスに移籍へ-運用に専念望む

パシフィック・インベストメント・ マネジメント(PIMCO)の共同創業者で最高投資責任者(CIO) のビル・グロース氏が、ジャナス・キャピタル・グループに移籍する。

ジャナスの26日の発表によると、グロース氏(70)は29日にカリフ ォルニア州ニューポートビーチのジャナスの新オフィスで業務を開始す る。10月6日からジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボン ド・ファンドを運用する。

グロース氏はジャナスの発表資料の中で、「大規模で複雑な組織を 運営することに伴う数多くの作業から解放され、全力を債券市場と投資 に注げる仕事に戻るのを楽しみにしている」と心境をコメント。「新し い仕事の場としてジャナスを選んだのは、ディック・ワイル最高経営責 任者(CEO)との長きにわたる関係と、同CEOを尊敬する気持ちが 理由だ。自分の時間の大半を顧客資産の運用に使いたいと願っている」 と説明した。

グロース氏がPIMCOで運用する主力ファンドのPIMCOトー タル・リターン・ファンド(運用資産2220億ドル=約24兆2500億円)か らは記録的な規模の解約が出ている。PIMCOはCEOだったモハメ ド・エラリアン氏の突然の退社をめぐる負の報道にも悩まされていた。

PIMCOのダグラス・ホッジCEOは「PIMCOを育て上げ、 顧客に価値を提供してきたグロース氏の貢献の全てに感謝している。し かし今年に入ってから、PIMCOの進む方向について、グロース氏と 経営陣の間に基本的な見解の相違があることが鮮明になった」とのコメ ントを出した。

ワイル氏は1996-2010年にかけてPIMCOに在籍し、グロース氏 とは旧知の仲。PIMCOでマネジングディレクターとなり最高執行責 任者(COO)を務めたが、10年にジャナスのCEOに起用された。

ジャナス(本社コロラド州デンバー)の運用資産は6月時点で1780 億ドル。債券チームを拡充しているが人材流出にも見舞われている。

グロース氏の後継者とみなされていたエラリアン氏(56)は3月 に、PIMCOのCEO兼共同CIOの職を辞した。

原題:Pimco’s Bill Gross to Join Janus Capital to Manage Bond Fund (3)(抜粋)

--取材協力:Mary Childs.

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