米国の主要公的年金、積み立て不足は220兆円-ムーディーズ

米国の25の主要公的年金基金が約2 兆ドル(約220兆円)の積み立て不足に見舞われていることが、米格付 け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの試算で分かった。膨 らむ積み立て不足に投資リターンで対応できていないことが示されてい る。

ムーディーズの25日発表のリポートによると、運用資産規模で上 位25位の米公的年金基金の2004-13年の平均リターンは7.45%と、予想 リターン(7.65%)付近。ただ、ムーディーズが試算した積み立て不足 は2012年までの8年間で3倍となった。

ムーディーズは「04年以降の投資リターンは堅調であるものの、年 間の年金積み立て不足の拡大はこのリターンを上回っている」と指摘し た。

米国の州と市は職員年金基金の積み立て不足と闘っている。09年6 月までの1年半に及ぶリセッション(景気後退)を受け、運用資産の価 値が吹き飛び、拠出金の削減を余儀なくされた。現在は年金積み立て不 足のあおりで公共サービスおよび道路や学校への支出が抑制されてい る。

ムーディーズが今回リポートで取り上げたカリフォルニア州職員退 職年金基金(カルパース)、カリフォルニア州教職員退職年金基金、ニ ューヨーク州職員退職年金基金など主要年金基金の運用資産は、米公的 年金基金の資産5兆3000億ドルの約40%を占める。

原題:Largest Public Pensions Face $2 Trillion Hole, Moody’s Says (1)(抜粋)

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