米国株:ナスダック100は4月来大幅下落、ダウ平均264ドル安

25日の米国株は下落。ナスダッ ク100指数は4月以来の大幅安だった。新型スマートフォンに関連する 問題が嫌気されアップルを中心にテクノロジー株が売られた。この日は ロシアと中東の情勢緊迫化の兆しも売り材料だった。

アップルは3.8%下落。S&P500種株価指数のテクノロジー株価指 数は4月以来の大幅下落となった。バイオテクノロジー会社のバイオジ ェン・アイデックと旅行関連サイトのトリップアドバイザーも下落。強 気相場で大きく値上がりした銘柄の一角が売られた。小型株で構成され るラッセル2000指数は1.6%低下。

S&P500種株価指数は前日比1.6%下げて1965.99。ダウ工業株30 種平均は264.26ドル(1.5%)安い16945.80ドル。ナスダック100指数 は2.1%下げた。

フロント・バーネット・アソシエーツ(シカゴ)のマーシャル・フ ロント最高投資責任者(CIO)は、「投資家心理の悪化や収拾がつき そうにない地政学的リスクが重なれば、株価5%安はいつでもあり得 る」と述べ、「株価はもはや過小評価されてはいない。ロシア議会が国 内の外国人投資資産の接収を認めるとの憶測がある。このほかにもアッ プルを中心にテクノロジー株が売られ、耐久財受注も主要数値は非常に 弱かった」と続けた。

ロシアの資産差し押さえ法案

ロシアのプーチン大統領率いる統一ロシア党の議員が、ロシア国内 の外国資産の差し押さえを可能にする法案を提出したことが伝えられる と、株価は一段と下げた。

S&P500種株価指数は8月以降で初めて50日平均を下回った。月 初来は1.9%下落。月間のパフォーマンスとしては1月以来最悪のペー スで推移している。

ラッセル2000指数は7月3日の高値からは8.1%低下、ダウ・ジョ ーンズ・インターネット株総合指数は今月8日以降5.1%下げた。

S&P500種は前日、4日ぶりに反発した。同指数は年初来、4日 続落したことはない。2009年3月から約3倍に値上がりした強気相場は まだ続いているが、週間ベースでは2.2%下げた。

短期的に弱気

ローソン・クローカー・インベスト・マネジメントのトム・スディ カ氏は、「状況が悪化する恐れがあるとの全般的な不安はある。相場は 短期的に弱気になっている」と述べた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)は18%上昇して15.64。7月以来の大幅な上げとなった。

S&P500種産業別10指数のうち8指数が下げた。テクノロジー株 は2.3%と最も下げた。素材株も1.5%下げた。

アップルは3.8%安。同社は「iPhone(アイフォーン)」向 け基本ソフト(OS)「iOS8」の最新版の配布を停止した。携帯電 話サービスが切断されたとの一部ユーザーからの苦情を受けての対応。

原題:U.S. Stocks Drop Most in Eight Weeks as Apple Leads Tech Selloff(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang.

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