プーチン氏の統一ロシア党議員、外国資産の接収認める法案提出

ロシアのプーチン大統領率いる統一 ロシア党の議員が、同国内の外国政府資産の差し押さえを可能にする法 案を提出した。先にイタリアはプーチン大統領の幼なじみが所有する高 級不動産を凍結している。

与党統一ロシア党のウラジミール・ポネウェズスキー議員は国外で 資産を差し押さえられたロシア国民ないし企業への補償に関する法案 を23日に提出。同法案はロシア議会のウェブサイトに掲載された。

同法案は外国の裁判所の「不法な」判断によってロシア国外で資産 を差し押さえられた個人・企業に対し、連邦予算を使って補償を行うも の。ロシアの裁判所には、外交特権の範囲に属する資産を含め、国内の 外国政府資産を接収する権利が与えられる。

イタリアは今週、ロシアの資産家アルカジ・ローテンベルク氏が所 有する2800万ユーロ(約39億円)相当の資産を凍結した。プーチン大統 領との個人的なつながりを理由に、欧州連合(EU)と米国はローテン ベルク氏を制裁対象に含めた。

ルネサンス・キャピタルのエコノミスト、オレグ・コウズミン氏 は、こうした対立がエスカレートすれば「大使館がターゲットにされる こともあり得る」が、企業の「資産・不動産を接収することはないとみ ている」と分析。「すべて地政学次第だが、それは起こらない可能性が 高いと考える」と述べた。携帯端末を通じてコメントを寄せた。

同法案は今月29日にロシア下院委員会で取り上げられる予定。

原題:Putin Party Proposes Law on Seizing Foreign States’ Assets (1)(抜粋)

--取材協力:Anton Doroshev.

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