欧州株:4週ぶり安値-英中銀総裁の金利発言で英国株が下落

25日の欧州株式相場は一時の上げを 消し、4週間ぶり安値を付けた。イングランド銀行(英中央銀行)のカ ーニー総裁が利上げ時期が近づきつつあるとの認識を示し、英国株が売 られた。

ストックス欧州600指数は前日比0.9%安の341.44で終了。0.5%高 となる場面もあった。英FTSE100指数は1%下げた。カーニー総裁 はこの日、政策金利を過去最低から引き上げる時期についての判断は最 近数カ月に、「一段と均衡」してきたと語った。英中銀の金融政策は米 連邦公開市場委員会(FOMC)と同様、緩和縮小に向かっているが、 欧州中央銀行(ECB)は逆に証券購入計画や低金利長期維持の方針を 明らかにしている。

バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)の株式アナリスト、ラ イフ・ツィマーマン氏は電話インタビューで、緩和縮小の英米と緩和拡 大があり得るECBの金融政策という「2つの異なる力が市場を板挟み にしている」と発言。「この先、市場にはリスク拡大とみている。利上 げの脅威なしに成長が続くとの期待で投資家は株式ポジションを積み上 げているからだ」と述べた。

25日の西欧市場ではギリシャのアテネ総合指数が1.63%安と、18カ 国の中で最もきつい下げとなった。ポルトガルのPSI20指数と仏 CAC40指数はそれぞれ1.3%下落、独DAX指数は1.6%安となった。

個別銘柄では、英豪系鉱山会社BHPビリトンが2.9%、同リオ・ ティントが2.4%それぞれ下げた。スウェーデンの衣料小売り、ヘネ ス&マウリッツ(H&M)も大きく下げた。

原題:European Stocks Decline With FTSE 100 After BOE’s Carney Speech(抜粋)

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