欧州債:イタリア国債が上昇、ECB総裁が緩和策拡大を示唆

25日の欧州債市場ではイタリア国債 が、ドイツ国債とともに上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が 経済状況は想定より弱いと指摘した。

今週のドイツ10年債相場は上げ基調にある。ドラギ総裁はリトアニ アでの記者会見で、低インフレへの対応で必要ならば、非伝統的な措置 の活用に前向きだと語った。ロシアの議員が制裁への報復措置として国 内にある外国政府資産の差し押さえを可能にする法案を提出し、この日 は米国債同様に安全資産としての欧州債需要もあった。ギリシャ10年債 は4日ぶりに値上がりした。

ソシエテ・ジェネラルの欧州金利戦略責任者、キアラン・オヘガン 氏(パリ在勤)は「利回りを求める投資家の意欲は全く失われていない ようだ」と発言。「ドラギ総裁は政策金利をこれ以上引き下げる余地は ないとしており、バランスシート拡大策に行き着く」と続けた。

ロンドン時間午後4時49分現在、イタリア10年債利回りは前日比2 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。一時 は2.33%と、9日以来の低水準を付けた。同国債(表面利 率3.75%、2024年9月償還)価格は0.14上げ112.365。

ドイツ10年債利回りは3bp低下し0.97%。前週末比では7bp下 げている。先月28日には0.866%まで下げ、過去最低を付けた。ギリシ ャ10年債利回りは7bp低下の6.16%。先月14日以来の高水準とな る6.29%まで上げる場面もあった。

原題:Italy’s Bonds Advance as Draghi Says ECB Ready for More Stimulus(抜粋)

--取材協力:Krystof Chamonikolas.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE