創薬のリボミック、初値は公開比20%安に-アプタマー利用

創薬ベンチャーのリボミックが25 日、マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の2300円に 対し売り気配で始まり、午前9時30分すぎに形成した初値は20%安 の1830円だった。市場では、公開株数の多さを背景にした需給環境の悪 さを指摘する声が聞かれた。

同社は2003年8月の設立で、東京都港区白金台に本社を置く。リボ 核酸(RNA)の立体構造を利用し、抗体よりも標的物質への強い結合 力と特異性がある人工RNAアプタマーを開発。創薬への応用を目指し ている。アプタマーは、核酸がいろいろな形をつくり、タンパク質にフ ィットできる新素材で、次世代の分子標的薬への活用が期待されてい る。一連の技術は、東京大学医科学研究所との提携で培った。

内藤証券の田部井美彦投資調査部長は、上場株数が多かった上、 「きょうは配当取り最終日でタイミングも良くなかった」とみている。 また、明確な関連付けは難しいとしながらも、「LINEの上場が先伸 びになり、全体的に中小型株、新規上場銘柄からも市場の目が離れてい る」との認識も示した。

15年3月期の業績計画は、売上高が前期比3.4倍の5億800万円、営 業利益が3200万円、1株利益は4円1銭を見込む。上場に際し公募120 万株、オーバーアロットメントを含む売り出し128万8600株を実施し た。主幹事は大和証券。発行済み株式総数の30.53%を保有する筆頭株 主は大塚製薬。

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