アリババ株に弱気派現れる、IPO後に890万株空売り

中国の電子商取引会社最大手アリバ バ・グループ・ホールディングによる世界最大規模の新規株式公開 (IPO)から5日。同社株の下落を見込んだショートセラー(空売り 投資家)が動き出している。

ブルームバーグとロンドンを拠点とする金融情報会社マークイット の集計データによれば、株価下落を見込む弱気派は890万株を空売りし た。これはアリババの上場株式の約2.4%に相当する。アリババは IPOで3億6810万株を売却した。25日のニューヨーク市場終値は前日 比1.8%安の88.92ドル。

マークイットのプロダクトスペシャリスト、アンドルー・レアード 氏は「アリババ株の借り入れ需要は最初から強かった」と述べ、「発行 済み株式数全体に比べれば少ないが、IPO後の貸し株の供給が限られ ていることを考えれば、なおかなりの水準だ」と指摘した。

中国の電子商取引業界に期待する投資家からの需要でアリババの IPOは250億ドル(約2兆7200億円)規模と、2010年に中国農業銀行 が記録した221億ドルを上回り世界最大となった。アリババ株は上場日 にはIPO価格比38%高と急騰したが、今週は4日間のうち3日下落し ている。

マークイットによると、アリババ株を借りる際に支払う金利は25日 時点で8%となっている。S&P500種株価指数構成銘柄の貸し株金利 の平均は0.5%弱。「投資家は空売りポジションを取るため気前良く支 払う構えだ」とレアード氏は指摘した。

原題:Alibaba Bears Emerge to Short 8.9 Million Shares Following IPO(抜粋)

--取材協力:Oliver Renick、Joseph Ciolli.

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