S&Pがユーロ圏各国の慢心に警鐘-借り入れコスト低下で

ユーロ圏の債券利回りが過去最低付 近にあることが域内の各国政府の慢心につながっていると、米格付け会 社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のソブリン格付け責任 者、モーリッツ・クレーマー氏が指摘した。

クレーマー氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、欧 州中央銀行(ECB)の金融刺激策に伴い域内で全般に借り入れコスト が低下したため、各国が財政状況を改善する誘因が取り除かれかねない と述べた。

同氏は「リスクは実際のところ慢心だ。各国は歴史的低金利の原因 を改革課題を達成した自らの成果と考えているが、実際には金融政策ス タンスが理由の大部分だ」との見解を示した。「慢心というリスクはわ れわれがここ1年余り指摘してきたことであり、これまで以上に的を射 ていると思う」と語った。

原題:S&P Sees Euro-Area Complacency as Draghi Sounds Debt Warning (1)(抜粋)

--取材協力:Jonathan Ferro.

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