プリクラ1位フリューが上場検討、M&Aも視野に-田坂社長 (訂正)

プリントシール機器で売上高1位の フリューは、近い将来の上場を検討している。成長の継続に向けて、外 部から意見を取り入れ、ガバナンス強化を図るのが狙い。

同社の田坂吉朗社長は、ブルームバーグ・ニュースとのインタビュ ーで、証券会社から「ここ数年来、上場の話が来ている」と説明。これ までは特段の資金需要がないとして保留していたものの、「今後の成長 をする上で、体質づくりにプラスになる」と判断したという。上場の時 期や規模などには言及しなかった。

フリューは、オムロンのエンターテインメント子会社の事業を経営 陣が買収(MBO)したことにより、2007年に独立。90年代に「プリン ト倶楽部」(プリクラ)の商品名で親しまれたプリントシール機市場は 縮小傾向にあるが、同社製品のシェアは約67%を占めているという。12 年の市場規模は約266億円。

新しい事業分野として、業務用ゲーム機の景品事業やゲームなど携 帯用アプリなどにも進出。最近は特に携帯用アプリ事業で、プリントシ ール機のユーザー向けの「月額会員ビジネスが一番伸びている」と同社 長は話す。また、今後の事業開発において「スマホゲームは注力してい る」と語った。

田坂社長によると、MBO時の借入れは「実質的に完済」してお り、現在の同社役員と社員が大半の株式を保有している。社員数は322 人(4月1日時点)。

田坂社長は「強みを構築しスピードアップさせるためのM&Aは考 える」と語り、「我々のマネジメントを受け入れられるところ」が対象 になりえるとした。同社は12年にアニメ製作などを行うウィーヴを買 収、1月にはオンラインゲーム開発のコアエッジの株式を取得してい る。

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