欧州債:ギリシャ債が下落-IMF支援打ち切りの動きを警戒

23日の欧州債市場ではギリシャ国債 が下落し、利回りは5週間ぶり高水準に達した。同国が国際通貨基金 (IMF)からの金融支援の早期打ち切りを提案したことが、財政赤字 抑制努力を後退させるとの懸念が強まった。

ギリシャのサマラス首相は支援策からの脱却を目指している。支援 条件である改革が政治的反発を招いている。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハ イム氏(ミュンヘン在勤)は「ギリシャが自立し、サマラス首相が現行 の国債利回りで債務水準維持が可能と市場を納得させようとするのは懸 念すべき問題だ」と指摘、「経済政策と財政規律を国外から管理される 調整プログラムの下にギリシャがとどまると分かれば、市場は落ち着く だろう」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、ギリシャ10年債利回りは前日比18ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し6.06%と、8月15日以降 で初めて6%を突破した。前日は11bp上昇した。同国債(表面利率 2%、2024年2月償還)価格はこの日、1.10下げ80.94。

サマラス首相はこの日、ドイツのメルケル首相との会談後、ギリシ ャは追加支援策を必要としていないと発言。改革で一息つく必要がある とも述べた。

ドイツ10年債利回りは1%を割り込んだ。9月のユーロ圏製造業活 動の拡大ペースがエコノミスト予想以上に鈍化したことから、欧州中央 銀行(ECB)が緩和策を強化する可能性が高まった。

原題:Greek Bonds Skid on Concern Ending IMF Aid to Allow Backsliding(抜粋)

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