米利上げ前の最後の数カ月、ここで銀行株を積み上げるべき理由

米利上げ前の最後の数カ月は歴史的 にみて株を持つのに良い時期だ。ただし、適切な業界を選ぶ必要があ る。

過去21年の3回の政策方向転換についてビスポーク・インベストメ ント・グループがまとめた調査によれば、米株の指標のS&P500種株 価指数は金利据え置き期間の最終段階から利上げ開始に至るまでの9カ 月に平均で13%近く上昇した。ビリニー・アソシエーツの別の調査で は、1963年以降の11回の利上げ前3カ月の平均が6.3%上昇だった。

もっと興味深いのは業界による差だ。ビスポークの調査では、利上 げ前9カ月の上げが最も大きかったのが金融株で18%上昇。そのほかテ クノロジーとエネルギー銘柄、産業株、運輸株、資源株などの景気循環 に敏感な業界も指数全体よりも好パフォーマンスで、少なくとも15%上 昇した。一方、公益株、通信株、ヘルスケア、消費関連は全体のパフォ ーマンスを下回った。

今回の状況をみると、S&P500種の中の銀行株は今月3.6%上昇。 バークシャー・ハサウェイやゴールドマン・サックス・グループを含む 多角的金融株指数は2%上昇。

世界的に事業展開する米銀は「米経済と米ドルの相対的な強さの恩 恵を受けている」とスタイフェル・ファイナンシャル傘下のキーフ・ブ リュイエット・アンド・ウッズの調査ディレクター、フレデリック・キ ャノン氏が指摘。「米当局が来年利上げをする一方、欧州と日本は緩和 的金融政策が続くという観測も米銀に追い風だ」と付け加えた。

原題:The Case for Loading Up on Bank Stocks Before Fed Raises Rates(抜粋)

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