欧州株:11週ぶり大幅安-医薬銘柄安い、企業買収減少との懸念

23日の欧州株式市場では指標のスト ックス欧州600指数が約11週間ぶりの大幅安となった。米国の税制改正 で企業買収の動きが後退するとの懸念からヘルスケア銘柄が売られた。 ユーロ圏の製造業活動の拡大ペースが鈍化したことも嫌気された。

19の業種別指数全てが下落。医薬品銘柄ではアイルランドのシャ イアーと英アストラゼネカの下げが目立った。米財務省は22日、米企業が 税負担の軽減を目的とする海外への本社移転をしにくくする措置を発表 した。オーストリアのライファイゼン・バンク・インターナショナル は2011年9月以降で最もきつい値下がり。通期で赤字となるとの見通し が売り材料。英食品原料会社テート・アンド・ライルは約7年ぶりの大 幅安。通期利益見通しがアナリスト予想に届かなかった。

ストックス欧州600指数は前日比1.4%安の341.89で引けた。これは 7月8日以来の大幅下落。

ハビブ・バンクのデービッド・バーテンバイラー最高投資責任者 (CIO)はチューリヒからの電話で、「インバージョン(課税逆転) は米国にとって大きな政治問題で、政治家らは中間選挙までに取り組み たい意向だ」と述べ、「市場は規制改正の発表に反応した。ヘルスケア 銘柄も予想外に上昇したことから、利益確定売りを誘う要因となっ た」と続けた。

英マークイット・エコノミクスがこの日発表した9月のユーロ圏製 造業購買担当者指数(PMI)速報値は50.5と、前月の50.7から低下。 ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値(50.6)には 届かなかった。

23日の西欧市場ではアイスランドを除く17カ国で主要株価指数が下 落。独DAX指数は1.6%、英FTSE100指数は1.4%それぞれ下げ、 仏CAC40指数は1.9%安となった。

原題:European Stocks Fall Most in 11 Weeks as Shire, AstraZeneca Drop(抜粋)

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