セントルイス連銀総裁:低金利維持の文言、10月の削除が妥当

米セントルイス連銀のブラード総裁 は、連邦公開市場委員会(FOMC)は10月の会合で量的緩和の終了を 発表するのに伴い、声明から低金利維持の文言を削除する必要があろう との認識を示した。

総裁はセントルイスでの会議で記者団に対し、「(9月のFOMC 会合では)量的緩和はまだ終了していなかったため、声明から『相当な 期間』の文言の削除を試みることは時期尚早だと私は考えた」とした上 で、「より妥当な時期は量的緩和の終了が予定されている10月の会合だ ろう」と述べた。

FOMCは9月会合の声明で、現行の資産購入プログラムを次回10 月の会合で終了させるとの見通しを示した上で、プログラムが終了した 後も政策金利を「相当な期間」ゼロ付近で据え置くとの方針をあらため て示した。

米失業率が8月に6.1%まで低下したことを受け、引き締め局面に 入った後の利上げペースがどうなるかに注目が集まっている。こうした 中、ブラード総裁は過剰なリスクテークを後押しする可能性があるとの 懸念を理由に、グリーンスパン元FRB議長の下で会合ごとに0.25ポイ ントずつ利上げした過去の再現を憂慮していると発言。「2004-06年の 引き締めサイクルは0.25ポイントずつ16会合連続で利上げするなど余り に機械的だった。住宅バブルという形で資産価格バブルの形成を助長す ることは十分予想できたと思う」と語った。

ブラード総裁はまた、自身に投票権があったとしても9月会合でダ ラス連銀のフィッシャー総裁やフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁 のように反対票を投じることはなかったと説明。その一方で、「相当な 期間」低金利を維持するとの文言はデータよりも時間に依存した政策決 定を示唆しているというプロッサー総裁の批判には同調できるとも述べ た。

データ重視を

ブラード総裁は「情勢に応じた政策運営という意味で十分ではな い」とし、「FOMCにはよりデータに依存した方針に移行してほしい と考えている」と述べた。

同総裁は米経済が力強く成長するとの予測に基づき、最初の利上げ は来年1-3月(第1四半期)末に行われる可能性があるとの見通しを あらためて示した。

ブラード総裁は「われわれの予想は今年後半の米経済が3%超とか なり力強い成長を遂げるというもので、来年も3%上回るとみている。 失業率は低下し、雇用はかなりの急ペースで伸びるだろう」と語った。

原題:Bullard Says ‘Natural’ to Drop Fed’s Rate Pledge Next Month (1)(抜粋)

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