米フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁、3月1日に退任へ

米フィラデルフィア連銀のプロッサ ー総裁が退任することが明らかになった。8年間の在任期間中は、金融 当局による前例のない緩和策を一貫して批判してきた。総裁は今年の連 邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

フィラデルフィア連銀の22日発表によると、プロッサー総裁(66) は来年3月1日に退任する。同連銀の理事会議長で投資顧問会社スワー モア・グループ創業者のジェームズ・ネベルズ氏、副議長でコムキャス ト最高財務責任者(CFO)のマイケル・アンジェラキス氏が中心とな り、後任を探す。

金融当局が2008年12月に主要政策金利をゼロ付近に引き下げて以 降、プロッサー総裁は過度な緩和策はインフレ高進を招くリスクがある と警告してきた。過去2回のFOMC会合では政策決定に反対票を投じ た。金融当局が注目する物価指数の上昇率はここ2年余り2%を上回っ ておらず、インフレは落ち着いた状態が続いている。

リッチモンド大学の教授(経済学)でフィラデルフィア連銀の客員 研究員でもあるディーン・クロウショア氏は、「タカ派陣営が1人欠け ることになるだろう」とし、「プロッサー総裁は非常に強力なタカ派論 者だ。そうした面で周囲は敬意を払っている」と続けた。

地区連銀ではこのほか、ダラス連銀のフィッシャー総裁も来年退任 する意向を表明している。同総裁も当局の政策に批判的な見解を示して きており、前回のFOMC会合ではプロッサー総裁とともに反対票を投 じた。フィラデルフィア連銀とダラス連銀が次に投票権を持つのは2017 年。

原題:Philadelphia Fed President Plosser Plans to Retire in March (3)(抜粋)

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