ソフトバンク株売られる-アリババ上場の材料出尽くしの見方も

ソフトバンク株が売られ、約7カ月 半ぶりの下落率となった。同社は関連会社の中国の電子商取引会社アリ ババ・グループ・ホールディングの新規株式上場(IPO)に伴う利益 計上を明らかにしたが、市場には材料出尽くしとの見方も出ている。

ソフトバンク株は一時、前週末比6.3%安と2月3日以来の下落率 となる水準まで下げた後、6.1%安の8207円で取引を終えた。

ソフトバンクは20日、アリババのIPOに伴って、約5000億円の持 分変動利益を計上することを明らかにした。金額は暫定的なもので、確 定次第あらためて発表するとしている。ソフトバンクの広報担当、小寺 裕恵氏によると、約5000億円から法人税などを差し引いた金額が4-9 月期の純利益に計上されるという。また、同氏は持分変動利益以外に追 加で利益を計上する予定はないと話した。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「IPOでは 材料は出尽くした」と述べた。今後、アリババ株価がさらに上昇すれば ソフトバンク株にも波及するが、「これ以上、上がるかは分からない」 という。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、5000億円の利益計上に ついては「サプライズはない」と説明。「孫社長はアリババは成長でき ると考えている」として、アリババ株を「当面は持ち続ける」と予想し た。

ミョウジョウ・アセット・ マネジメントの菊池真・最高経営責任 者(CEO)は、アリババ上場に伴う値上がり期待で買ってきた人の利 益確定売りが出ている」とした上で、「いずれ資産価値が再評価される と思う」と述べた。

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