エボラ熱拡大阻止へ、100トン分の医療品を自前で輸送-米団体

米カリフォルニア州を拠点とする人 道支援団体ダイレクト・リリーフは、同州の倉庫に100トン分の手袋や マスク、医薬品、医療用ガウンを保有していた。一方、西アフリカでエ ボラ出血熱と闘う医師たちはこれらの物品を切望していた。

西アフリカに医療品を搬入するのは困難な状況だった。感染拡大を 阻止するため航空機の乗り入れは停止され国境も封鎖されているため、 ダイレクト・リリーフは自前で「ボーイング747」をチャーター。同機 は20日、シエラレオネとリベリアに向けニューヨークから飛び立った。 輸送費50万ドル(約5400万円)をどうやって支払うかは後日検討する方 針だ。

「まず作業に取り掛かる必要があり、その後に資金援助獲得を望む ケースもある」。ダイレクト・リリーフのトーマス・タイ最高経営責任 者(CEO)はそう語る。

今回の西アフリカ向け医療品輸送は同団体にとって11回目。エボラ 出血熱の感染が急速に拡大する可能性が予想される中、政府および関係 機関は支援活動を加速させるため新たな緊急対策に取り組んでいる。

米疾病対策予防センター(CDC)は最悪のシナリオとして、今後 追加的な支援が実施されない場合、来年1月末までに感染者が55万人に 達すると予測している。シエラレオネでは住民に対し3日間の外出禁止 令が発令され、ボランティア約2万8500人が戸別訪問してエボラ出血熱 に関する周知活動を行っている。

原題:Ebola Alarm Sounded, Jet With 100-Ton Cargo Takes Off to Africa(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE