ヘッジファンドの金買い越し、今年最長の5週連続で減少

ヘッジファンドによる金の買い越し が5週連続で減少し、今年に入って最長となった。6月以降の相場下落 と投資資金の引き揚げにより、金に裏付けされた上場投資信託 (ETF)の価値は67億ドル(約7300億円)消失した。

米政府のデータによれば、投機家による売りポジションが6月以来 の高水準に増加し、ニューヨーク市場の金の先物とオプションの買越残 高は5週連続で落ち込んだ。米商品先物取引委員会(CFTC)のデー タによれば、金の先物とオプションの買い越しは16日終了週に22%減少 し5万5716枚。投資家が上場取引型金融商品(ETP)を通じて保有す る金は先週7.75トン売却され、保有量は5年ぶりの低水準となった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者が金利見通しを引き上げ たことを受け、金相場は19日に8カ月ぶりの安値に下落。S&P500種 株価指数が過去最高値に達し、ドル相場が2010年以来の高水準に上昇し たことも金の魅力低下につながった。

2514億ドルを運用するオッペンハイマーファンズのエコノミスト、 ブライアン・レビット氏(ニューヨーク在勤)は「金に投資する説得力 のある理由がない」と指摘。「インフレ圧力はない。米連邦準備制度は 大半の貿易相手国の中銀よりも早い時期に金融引き締めに動くだろう。 それがドル相場上昇と金相場下落の前兆になると思う」と述べた。

原題:Gold Bulls Extend Longest 2014 Exit as Prices Drop: Commodities(抜粋)

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