スペイン債が5日続伸-スコットランドの独立否決で安心感

19日の欧州債市場では、スペイン国 債が5営業日続伸。スコットランドの住民投票で英国からの独立が否決 され、カタルーニャ自治州がスペインから離脱することへの懸念が後退 した。

イタリアとアイルランドの国債も値上がり。カタルーニャの州議会 はこの日、独立を問う住民投票の法的枠組みの承認をめぐり採決の予 定。市場参加者はスコットランドが独立を選べば、カタルーニャの分離 主義者が勢いづくことになるとみていた。この日はドイツとオーストリ ア、オランダの国債も上昇。欧州中央銀行(ECB)の初回の条件付き 長期リファイナンスオペ(TLTRO)で割当額が予想を下回ったた め、同中銀が来年にソブリン債購入に踏み切るとバークレイズが予想し た。

インベステック・アセット・マネジメントの債券部門責任者、ジョ ン・ストップフォード氏(ロンドン在勤)はスコットランド住民投票の 結果について、「混乱という結末や、それが欧州内の独立気運の強い地 域にもたらしたかもしれない影響を小さくした」と指摘。「TLTRO は応札規模をめぐってやや失望感があり、追加行動をECBが取る必要 性が残った可能性がある」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時25分現在、スペイン10年債利回りは前日比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.20%。8日には過 去最低の2.039%に達した。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償 還)価格はこの日、0.7上げ104.925。

ドイツ10年債利回りは4bp低下の1.04%。同年限のイタリア債利 回りは7bp下げて2.37%、アイルランド債の利回りは9bp低下 の1.75%。

オランダ10年債利回りは6bp低下の1.18%。オーストリア債利回 りは5bp下げて1.24%。

原題:Spanish Bonds Rise a 5th Day as Scots Vote Eases Catalan Concern(抜粋)

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