英短期債下落、スコットランド独立否決で政策金利に再び注目

19日の英国債市場では2年物など期 間短めの国債が値下がりし、10年債など長期債のパフォーマンスを下回 った。スコットランドの住民投票で英国からの独立が否決され、イング ランド銀行(英中央銀行)がいつ利上げに踏み切るのかが再び市場の注 目点となった。

金利見通しに一段と敏感な2年債利回りはこの日、2カ月ぶり高水 準に達した。スコットランドの住民投票の結果は独立反対が55%、賛成 が45%。今月に入って世論調査では賛成・反対拮抗が示されたため、ス コットランド独立に備えイングランド銀が利上げ先送りを迫られるとの 観測が強まっていた。ポンドは対ユーロで約2年ぶり高値を付けた。

ADMインベスター・サービシズ・インターナショナル(ロンド ン)のストラテジスト、マーク・オストワルト氏は「政治リスクが取り 除かれて利回り曲線が平坦化している」と指摘。「ここ最近の英経済デ ータによる英中銀への圧力がそれほどないにしても、英国のファンダメ ンタルズ(経済の基礎的諸条件)に再び注目だ」と話した。

ロンドン時間午後4時26分現在、2年債利回りは前日比2ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.89%。一時は0.92%と、7 月7日以来の高水準に達した。同国債(表面利率4%、2016年9月償 還)の価格は0.065下げ106.035。10年債利回りは4bp低下の2.54%。 一時は2.61%と、8月1日以来の高さに上昇した。

ポンドは対ユーロで0.2%上昇の1ユーロ=78.69ペンス。2012年7 月以来の高値となる78.10ペンスを付ける場面もあった。対ドルでは一 時、今月2日以来の高値となる1ポンド=1.6525ドルまで0.8%上昇し た。

原題:Gilt Curve Flattens as Scottish No Vote Returns Focus to Economy(抜粋)

--取材協力:Max Julius.

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