日銀総裁:為替の今の動きに大きな問題あるように思わず

日本銀行の黒田東彦総裁はオースト ラリアのケアンズで、為替の動きについて「今の動き自体について何か 大きな問題があるように思っていない」と記者団に述べた。総裁は20カ 国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するために訪豪中。

黒田総裁は「具体的な為替水準について申し上げるのは差し控えた いと思うが、重要なことは経済のファンダメンタルズを反映して安定的 に推移すること」と指摘。さらに「経済のファンダメンタルズが推移す る中で、それに応じた変化をしていくことは当然。ファンダメンタルズ を離れて動くことは好ましくない」と語った。

黒田総裁は、「具体的なレベルとかスピードとか、コメントする立 場にないことを理解してもらいたい」としながらも、財務官経験者とし て、「為替相場の変動で予測めいたことは言うと恥をかく」と述べた。

黒田総裁は金融政策について、2%の物価目標の早期実現に向けて 全力を挙げており、目標に向かってしっかりと金融緩和を継続する姿勢 をあらためて示した。

--取材協力:Arran Scott.

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