安倍首相:GPIF改革を極めて重視、早期の資産構成見直しを-講演

安倍晋三首相は19日午後、年金積立 金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革を「極めて重視」している と述べ、資産構成の見直しを早期に進める考えを示した。

都内で開かれた内外情勢調査会の全国懇談会で講演した。安倍首相 はGPIFの資産構成に関して「できる限り早くポートフォリオの見直 しを行いたいと考えている」と指摘。所管する塩崎恭久厚生労働相につ いて「根っからの改革論者。その大胆な実行力に大いに期待している」 と話した。

2012年12月に発足した第2次安倍内閣の下で塩崎氏は、GPIFな どの運用見直しとガバナンス改革を訴えた政府の有識者会議を自民党側 で支え、今春には議員立法にも動いた。GPIFが現在の基本ポートフ ォリオで定める資産構成の目標値は国内債が60%、国内株が12%、外国 債が11%、外国株が12%、短期資産が5%となっている。

安倍首相は、来年10月からの消費税率の10%への引き上げについて 「年内に判断する」と話した。「デフレ脱却のチャンスを逃すわけには いかない。7月、8月、9月、どの程度経済が回復してくるか、景気回 復軌道が確かなものであると判断できるかどうかを注意深く見ていく必 要がある」と述べた。

こうした考え方は自民党の谷垣禎一幹事長にも説明し、「まったく 一致」したという。11月17日に公表される7-9月期の国内総生産 (GDP)速報前から有識者の意見を聞いた上で、増税の可否を最終判 断する考えも示した。

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