トヨタ:北米で既存設備の活用強化-トラック工場で3交代制

トヨタ自動車はメキシコのトラック 工場で勤務体制を強化して生産能力を増強する。メキシコではライバル 各社が工場新設で生産拡大を進める中、トヨタは既存設備の活用を強化 して対応する。

メキシコのティファナ近郊にある工場の年産能力について、来年4 月から3交代の勤務体制を導入して8万9000台へ増強すると、トヨタ広 報担当のニコラス・マクスフィールド氏が電子メールで明らかにした。 昨年10月には5万7000台から6万3000台へ拡大すると発表していた。

トヨタは昨年初頭に工場新設の投資を基本的に3年間凍結する方針 を示していた。こうした中、メキシコ工場での3交代制は、北米トヨタ の自動車組み立てでは初めて。エンジンやトランスミッションを生産す る米ウエスト・バージニア工場では昨年から3交代制になっていた。

トヨタが今年1-8月にメキシコ工場で生産したピックアップトラ ック「タコマ」は前年同期比13%増の4万1000台超。そのメキシコでト ヨタは新しい工場用地を探していると、事情に詳しい関係者が明らかに している。

在メキシコ日大使館の自動車産業に関するリポートによると、メキ シコは自動車生産大国で、日米欧メーカーが相次ぎ進出。北米自由貿易 協定(NAFTA)で米国やカナダと市場統合し、自動車輸出の大半が 米国向けとなっているほか、成長する中南米市場向け生産基地にもなっ ている。同国はこうした国々へのアクセスの良さや自由貿易協定による 強味のほか、安価で安定的な労働力が魅力とという。

メキシコではグアナファト州にあるマツダの工場がトヨタ向けに年 5万台の小型車を生産する予定になっている。

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